翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 22

ページ: 22

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【右頁】  正穴(せいけつ)を得(ゑ)べき法(ほふ)を取(とり)て捷法(てみしかのほふ)といへども  口授(くじゆ)なくしては当(あた)らざるの法(ほふ)を載(のせ)ず 一 凡(およそ)孔穴(かふけつ)を点(てん)して灸(きう)するの法(ほふ)其(その)人(ひと)立(たち)て点(てん)  したるは立(たち)て灸(きう)し坐(さ)して点(てん)したるは坐(ざ)し  て灸(きう)すべし卧(ふし)て点(てん)したるも同(おな)じ総(すべ)て人(ひと)  の皮(かは)膚(はだ)筋(すじ)骨(ほね)ともに坐卧(ざぐは)に随(したか)ひ申縮(のびちゞみ)ある  者(もの)なれば坐卧(ざぐは)に依(より)て体(たい)たがひ穴所(けつしよ)も亦(また)  たがふゆへなりこれに由(より)て旧(ふるき)灸(きう)の痕(あと)あり 【左頁】  とも若(もし)卒倒(そつたう)して側(よこに)卧(ふし)或(あるひ)は偃(あをに)卧(ふ)さば灸痕(きうのあと)自(おのつから)  たがふ事(こと)あらんなれば改(あらため)て正穴(せいけつ)に点(てん)して  灸(きう)すべし編中(へんちう)灸穴(きうけつ)の図説(づせつ)を載(のす)といへども  言(こと)は意(ゐ)を尽(つく)さざれば少(すこし)く齟齬(そご)するに似(に)た  るもあらんなれど此 意(こゝろ)を以て斟酌(しんしやく)して其(その)  穴(けつ)を取(とら)んには大(をゝい)なる誤(あやまり)なきに庶幾(ちか)か  るべし 一 凡(およそ)医方(ゐほふ)の原(みなもと)を考(かんがへ)究(きは)むるも亦(また)一 大業(だいぎやう)と言(いふ)