翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 227

ページ: 227

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【右頁】 酒(さけ)三合 許(ほど)沃(そゝぎ)かけ其 漓(したゝり)し酒を飲(のみ)てよし  《割書:雪中(せつちう)遠路(ゑんろ)を歩行(ほこう)する人は藁(わら)の蘀(はかま)を多く槌(うち)て|軟(やわらか)にして陰嚢(いんのう)を厚(あつ)く包(つゝみ)其上(そのうへ)に褌(したをび)をしかとしめ》  《割書:尚(なを)又(また)窮袴(もゝひき)等(とう)を着(ちやく)すべし凍死(こゞへし)にを免(まぬか)るべし○|山中(さんちう)抔 雪吹(ふゞき)に遭(あひ)死(し)することあり是を防(ふせぐ)には藁(わら)》  《割書:を以て鼻孔(はなのあな)と口(くち)とへ厚(あつ)く当(あて)て其上へ覆面(ふくめん)頭(づ)|巾(きん)を着(ちやく)すべし雪吹(ふゞき)にて吸呼(いきづかい)に障(さわり)なきゆへ死(し)》  《割書:するに至らず凡 雪吹(ふゞき)に遭(あい)て死(し)するは雪(ゆき)風(かぜ)鼻(はなの)|孔(あな)と口(くち)とへ吹(ふき)こみ息(いき)をとむる故(ゆへ)なればなり》  《割書:○熱(あつ)き粥(かゆ)多(おほ)く食(しよく)し又は味噌汁(みそしる)熱(あつく)して多(おほ)く飲(のみ)|てよし糍糕(もち)又よし酒(さけ)は一 旦(たん)酔(ゑい)たる内(うち)はよし》  《割書:醒(さむ)るとき寒気(かんき)一 陪(はい)つよく傷(やふ)るゆへあしゝ○|雪中(せつちう)ならずとも冱(つよき)寒(かんき)の節(せつ)遠(とを)く歩(あゆみ)て寒気(かんき)襲(うちにいり)た》  《割書:るを覚(おぼ)へば頓(はやく)く陰嚢(ゐんのう)を|温(あたゝむ)べし焚火(たきび)尤よし》 【左頁】   雷震死(らいしんし)《割書:いかづちにうたれ|死(し)するなり》 雷(いかづち)に撃(うた)るゝこと軽(かろ)きものは気絶(きぜつ)したりとも 理療(ぢりやう)を加(くは)へて蘇(よみがへ)ることあり 〖療法(りやうほふ)〗其人(そのひと)を仰(あを)に臥(ねか)し胸(むね)腹(はら)の上(うへ)へ活鮒(いきたるふな)をおき 其(その)鮒(ふな)動揺(うごけ)ば忽(たちまち)に蘇(よみがへ)るなり服薬(ふくやく)は附子(ぶし)《割書:薬店に|あり》 一 味(み)水(みづ)に煎(せん)じ用(もち)ゆべし《割書:雷(いかづち)近隣(きんりん)近地(きんち)に震(ふる)いて|響(ひゞ)きに驚(おどろ)き昏倒(きをうしなひ)たる》 《割書:は中巻 驚怖卒死(きやうふそつし)の|條(ぜう)の理療(ちりやう)を用へし》○雷火(らいくは)のために皮(かは)肉(にく)を傷(やぶ) られ焦(こけ)爛(たゞれ)腫(はれ)痛(いたむ)には降真香(ごうしんかう)《割書:薬店にあり香(にほひ)|よき木(き)なり》を 【〖 〗は隅付き四角囲み線】