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諸物入耳中(もろ〳〵のものみゝのうちにいる)《割書:諸物(もろ〳〵のもの)鼻(はな)に入(いり)たるを附(つけ)たり|》
百虫(いろ〳〵のむし)耳(みゝ)に入たるは蜀椒(さんしよ)を末(こ)となし酢(す)に和(まぜ)て
耳中(みゝのうち)へ灌(そゝぎ)入て虫(むし)自(をのずか)ら出す○又方 葱(ねぎ)の涕(ぬめり)を
耳中(みゝのうち)に灌(そゝぎ)入て虫(むし)自(おのずか)ら出す○又方 鶏冠血(にはとりのとさかのち)を取(とり)
耳中(みゝのうち)に潅(そゝぎ)入て虫(むし)出ず○又方 好酒(よきさけ)を耳中(みゝのうち)に
滴(おとし)入も亦(また)よし○又方 猫(ねこの)尿(せうべん)【左ルビ:いばり】《割書:無(なき)ときは生姜(せうが)を切(きり)|て切口(きりくち)にて猫(ねこ)の鼻(はな)》
《割書:を擦(すれ)ば乍(たちまち)尿(いばり)する|ものなり》耳(みゝ)の中ヘ滴(したゞり)入るれば虫(むし)出なり
○蚰蜒(げじ〳〵)蜈蚣(むかで)耳(みゝ)に入たるは胡麻(ごま)を熬(いり)て葛嚢(ちやぶくろ)の