翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 233

ページ: 233

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【右頁】 にて右(みぎ)の耳(みゝ)を緊(きび)しく閉(とぢ)片手(かたて)にては両(りやう)の鼻(はな) の孔(あな)を撮(つまみ)て緊(きびし)く塞(ふさ)ぎ扨(さて)口(くち)を閉(とぢ)て嗢(うつ)と■(いけむ)べし 左耳の虫(むし)自(おのつと)出(いず)右(みぎ)の耳(みゝ)へ入(いり)たるは左の耳を塞(ふさぎ) て■(いけむ)こと前法(まへのほふ)のことし○又方 夜中(やちう)なれば紙(こ) 撚(より)に火(ひ)を点(とほ)し耳(みゝ)の辺(へん)にさしよすべし明(あかり)を 見れば虫(むし)出るものなり○耳中ヘ大豆(まめ)の類(るい)入 しは若(も)し左(ひだり)の耳(みゝ)に入(いる)ならば右(みぎ)の耳(みゝ)と両(りやう)の 鼻孔(はなのあな)を自身(じしん)にて塞(ふさ)き別(べつ)の人(ひと)中指(なかゆび)にて患(びやう) 【左頁】 人(にん)の耳(みゝ)のわき下(した)の根(ね)の凹(くほり)なる所(ところ)を按(おし)ながら 耳朶(みゝたふ)を撮(つまみ)て下(しも)のかたへ引(ひき)さぐべし此(この)とき 一(ひと)ひやうしに患人(ひやうにん)嗢(うつ)と■(いけめ)ば大豆 自(おのづか)ら出(い)ず 右(みき)の耳(みゝ)入しは左(ひたり)の耳(みゝ)を塞(ふさ)ぐべし其(その)外(ほか) は同(おなし)法(ほふ)なり 〖諸物(もろ〳〵のもの)鼻孔(はなのなか)に入(いり)〗て出(いで)ざるは一 方(ほう)の鼻(はな)の孔(あな)へ紙撚(こより) を挿込(さしこみ)嚏(くさめ)を取(とる)べし其 拍子(ひやうし)に飛出(とびいづ)るものなり 一 度(ど)にて出(いで)ざるは度(たび)々 嚏(くさめ)を取(とる)べし 【〖 〗は隅付き四角囲み線】 【■(いけむ)は身+匚+晏 「躽」ヵ】