← 前のページ
ページ 237 / 309
次のページ →
翻刻
【右頁】
吐(はき)出(いだす)○又方 飴糖(みづあめ)を多(おほ)く食(しよく)して即(すなはち)出(いづ)○又方
紫糖(くろざとう)を丸(まるめ)て呑(のむ)べし○又方 蠶豆(そらまめ)を煮(に)韭(にら)と同(おなじ)
く食(くら)へば大便(だいべん)より出(いづ)
〖誤呑頭髪(あやまつてかみのけをのみ)〗咽(のんど)に繞(からまり)て出(いで)ざるは乱髪(かみのけ)焼灰(やきはい)となし
水(みづ)に調(とゝの)へ服(すく)すべし
〖坏墣(すやき)【左ルビ:かわらけたらひ】の物(もの)を誤(あやまつ)て呑(のみ)〗て咽(のんど)に梗(つまる)は欵冬(ふ[き])《割書:茎葉并に花|共に食料にな》
《割書:すもの|なり》の根(ね)を焼(やき)て灰(はい)となし舌(した)の上(うへ)に点(てんす)【左ルビ:おく】べし
〖誤(あやまり)て硝子(びゐどろ)の砕(くだけ)【左ルビ:かけ】を呑(のみ)〗たるは欵冬(ふき)の黒焼(くろやき)を白湯(さゆ)にて
【左頁】
服(ふく)すべし○又方 赤土(あかつち)《割書:山(やま)の厓(がけ)など草木(そうもく)の生(せう)ぜ|ざる所(ところ)の肥(こへ)たる土(つち)なり》水(みづ)に
撹(かきまぜ)て多(おほ)く飲(のみ)てよし
〖冬葵(とうき)〗和名《割書:ふゆあふひ|かんあふひ》
《割書:此(この)草(くさ)冬(ふゆ)を|経(へ)て凋(しぼま)ず》
《割書:其(その)状(かたち)は|図(づ)のことし》 【冬葵の図】
《割書:高(たかさ)一二尺に|至(いた)る冬(ふゆ)は》
《割書:脚葉(したば)のみ|地(ち)に付(つき)て茎(くき)を》
《割書:出(いだ)さず花(はな)葉(は)の|間(あいだ)に叢(あつまり)開(ひら)く色(いろ)白(しろ)し》
【〖 〗は隅付き四角囲み線】