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【右頁】
口(くち)へ納(いれ)其うへを紙(かみ)にても布(ぬの)にても裹(つゝみ)て札(くゝり)【紮ヵ】置(おく)
ときは蛇(へび)自(おのづと)出(い)づ或は山椒(さんせう)又は胡椒(こせう)嚼(かみ)くだきて
納(いるゝ)もよし○又方 蛇尾(へびのを)を握(にぎり)定(さだめ)て其 尾(を)に艾(もぐさ)に
て灸(きう)すべし○若(もし)辛物(からきもの)も火(ひ)もなきときは蛇(へび)の
尾(を)を捉(とらへ)定(さだめ)て小刀(こがたな)を以て尾端(をのはし)の処(ところ)を周匝(ぐるり)と
小刀(こがたな)めを入(いれ)て皮(かは)を倒(さかさ)に剥(はき)脱(むく)ときは蛇(へび)自(をのづと)出(いず)
○蛇(へび)出(いで)て後(のち)雄黄末(をわうのこ)を人参(にんじん)の煎汁(せんじしる)にて服(ふくす)べし
又 雄黄(おわう)の末(こ)酒(さけ)にて服(ふく)するもよし《割書:鶏冠(けいくわん)雄黄(おわう)と言|よし薬店ニあり》
【左頁】
諸物入肉(しよぶつにくにいる)《割書:とけをたて|たるなり》
〖物(もの)縫鍼(ぬいばり)にかぎらず鍼(はり)を刺(たて)〗てぬけざるは括楼(くはろう)
《割書:図説(づせつ)下(しも)|にあり》の根(ね)を搗(つき)て泥(どろ)のことくし其 上(うへ)に傅(つく)べ
し一日に三 次(ど)ばかりとり易(かへ)べし○又方 杏仁(きやうにん)
《割書:薬店に|あり》搗(つき)爛(くづ)し車(くるま)の脂(あぶら)に調(とゝのへ)て其上(そのうへ)に貼(はりつく)べし
鍼(はり)自(おのづと)出(いづ)○又方 蓖麻子(ひまし)《割書:図説(づせつ)前(まへ)の急喉(きふかう)|痺(ひ)の條(でう)にあり》殻(から)を去(すて)て
壱箇(ひとつ)研(すり)つぶし先(まづ)帛(ぬのぎれ)を以(もつ)て傷処(きづのところ)に襯(しき)て其 上(うへ)へ
傅(つけ)頻(ひたもの)看(み)て若(もし)刺鍼(たちたるはり)の頭(かしら)少(すこ)しも出(いで)ば即(ぢき)に抜(ぬき)とる
【〖 〗は隅付き四角囲み線】