翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 256

ページ: 256

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【右頁】 〖糒(ほしいゝ)を乾(かわき)たる侭(まゝ)にて多(おゝく)食(しよく)〗し腹内(ふくない)にてふへ腹(はら)脹(はり) 絶入(たへいら)んとするは醤油(せうゆ)を其 侭(まゝ)飲(のみ)てよし 〖《振り仮名:𩝐餻|もち》多(おゝく)食(しよく)〗して中焦停滞(はらにとゞこほり)しは生(なま)の萊菔汁(だいこんのしぼりしる) 多く飲(のみ)てよし凡(おほよそ)飲(のみもの)食(くひもの)過多(ほどにすぎ)肚腹(はらのうち)飽満(つかへはり)たるは 皆(みな)生萊菔(なまだいこん)の絞汁(しほりしる)おほく飲(のみ)てよし 〖蕎麦(そば)の毒(どく)に中(あたり)〗たるは楊梅皮(やうばいひ)【左ルビ:やまもゝのかわ】《割書:図説(づせつ)前(まへ)にあり|薬店にもあり》を 末(こ)となし白湯(さゆ)にて服(ふく)すべし○又方 蘿蔔(だいこん)の 絞汁(しぼりしる)多(おほ)く服(ふくし)てよし○又方 過食(をほくしよく)して腹(はら)飽(はり) 【左頁】 満(みち)たるには杏仁(きやうにん)【左ルビ:あんずのさなこ】を啖(くらへ)ば即(ちきに)消(へる)なり○又方 隨軍(はぎ) 茶《割書:秋(あき)花(はな)さく|萩(はぎ)なり》茎(くき)葉(は)ともに剉(きざみ)水(みづ)にて煎(せん)じ用(もち)ゆ べし○又方 九年母(くねんぼ)《割書:蜜柑(みかん)の類(るい)の|菓(くた)ものなり》皮(かは)を搗(つき)て汁(しる) を絞取(しぼりと)り飲(のみ)てよし乾(かはき)たる皮(かは)《割書:薬店に|あり》は煎(せん)じ て用(もち)ゆべし○又方 海帯(あらめ)《割書:海(うみ)より出(いつ)る品(しな)菜(さい)と|なし食(くらふ)ものなり》を 煎(せん)じ用ゆべし 〖豆腐(とうふ)を食(しよく)し毒(どく)に中(あたり)〗たるは腹(はら)脹(はり)気(き)塞(ふさぎ)て甚(はなはだ)し きは死(し)せんとす急(きふ)に萊服(だいこん)【萊菔】の煎汁(せんじしる)を多(おほく)服(ふく)す 【〖 〗は隅付き四角囲み線】