翻刻!江戸の医療と養生

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広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 258

ページ: 258

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【右頁】 を啜(すゝる)亦(また)よし 〖竹筍(たけのこ)の毒(どく)に中(あた)〗れば腹(はら)大(おほひ)に緊満(きびしくはり)て手(て)を近(ちか)つ くべからず急(きふ)に蕎麦(そば)の殻(から)を煮(にて)汁(しる)を取(とり)多(おほく) 飲(のむ)べし生姜(せうが)胡麻(ごま)亦(また)よく毒(どく)を解(げ)す 〖芋(さといも)の毒(どく)に中(あたり)〗たるは地漿(ちせう)《割書:造(つくる)法(ほう)後|に見ゆ》を多 服(ふく)すべし ○又方 生姜汁(せうかのしる)を飲(のみ)てよし 〖野芋(やう)の毒(どく)に中(あたり)〗《割書:野芋(やう)は野(の)に自然(しねん)に生(せう)ずる芋(さといも)なり|常(つね)に食(しよく)する芋(さといも)も畑(はた)に作(つく)らず捨置(すておく)》 《割書:事(こと)三 年(ねん)なるは野芋(やう)と同(おなじ)く大毒(だいどく)あり|食(しよく)すれば煩(もがき)悶(くるしみ)て死(し)に至(いた)るなり》たるは土漿(とせう) 【左頁】 《割書:後に説|あり》糞汁(ふんじう)《割書:人(ひと)の糞(ふん)の|汁(しる)なり》大豆汁(くろまめのにしる)右の内(うち)何れも便(かつて) に任(まかせ)早(はや)く飲(のみ)て毒(どく)を解(げす)べし 〖慈姑(くわい)を食(しよく)して気(き)閉(とじ)〗たるは生姜(せうが)其 毒(どく)を解(げす) 〖胡椒(こせう)の(し)毒(どく)に中(あたり)〗たるは菉豆(やへなり)【左ルビ:ぶんどう】末(こ)となし服(ふく)すべし ○嗆(むせ)て気(き)絶(たえ)んとするは香油(ごまのあぶら)を口中(こうちう)へ灌(そゝぎ)入(いる)べし 〖蕃椒(とうからし)の毒(どく)に中(あたり)〗たるは療法(りやうほふ)胡椒(こせう)に同(おなじ)《割書:吐血(とけつ)するは吐(と)|血(けつ)の條(ぜう)にあり》 〖山椒(さんせう)の毒(どく)に中(あたり)〗咽(のんど)戟(いらつき)むせ気(いき)閉(とぢ)或は白沫(しろきあは)を下(くだ)し 身体(からだ)冷(ひへ)痺(しびれ)絶(たえ)入んとするは急(きふ)に温湯(あつきゆ)に灰(はい)一 【〖 〗は隅付き四角囲み線】