翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 260

ページ: 260

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【右頁】 〖西瓜(すいくは)を食(しよく)し毒(どく)に中(あたり)〗たるは番椒(とうがらし)を剉(きざみ)水(みづ)に浸(ひたし) 濃汁(こきしる)を飲(のみ)てよし 〖甜瓜(まくはふり)の毒(どく)に中(あたり)〗たるは麝香(しやかう)《割書:薬店に|あり》少(すこし)許(ばかり)白湯(さゆ)に て服(ふくす)べし○又方 塩(しほ)を白湯(さゆ)に撹(かきまぜ)服(ふく)す最(もつとも)よし ○又方 酒(さけ)を酔(ゑう)ほど飲(のみ)てよし 〖菌蕈(きのこ)【左ルビ:くさびら】の類(たぐひ)の毒(どく)に中(あたり)〗たるは地漿(ちせう)を多く飲(のみ)て よし《割書:地漿(ちせう)を製(こしら)ゆる法(ほふ)地(ち)上を掘(ほり)て坑(あな)となし新汲(くみたて)|の水を澆(そゝき)入(いれ)て撹(かきまぜ)水(みつ)の澄(すめ)るを候(まち)て其(その)水(みづ)を用(もちゆ)》 《割書:是(これ)を地漿(ちせう)|と言なり》○又方 人(ひとの)頭(かしらの)垢(あか)を取(とり)て水(みづ)に和(まぜ)て服(ふくす) 【左頁】 れば必 吐却(ときやく)す吐(はき)尽(つくさ)ば服(ふくす)べからず○又方 香油(こまのあぶら)を 多(おほく)飲(のみ)てよし○又方 陳(ふるき)壁土(かべつち)熱湯(あつきゆ)の内(うち)に入 澄(すまし)冷(ひや) して飲(のむ)べし○又方 甘草(かんぞう)《割書:薬店に|あり》を麻油(ごまのあぶら)に煎(せん)じ 服(ふく)すべし○又方 茄子(なすび)能(よく)毒(どく)を解(け)す何(なに)にして なりとも用ゆべし○又方 忍冬(にんどう)生草(せいそう)《割書:図説 脚気(かつけ)|にあり》 ならば其 侭(まゝ)啖(くら)ひ乾(かはき)たるは煎(せん)じ服(ふく)すべし○ 又方 鯵魚(あじ)の硬鱗(ぜご)《割書:図説下|にあり》を取(とり)乾(かはか)し末(こ)となし 水(みづ)にて用(もち)ゆ○又方 生(なまの)荷葉(はすのは)搗(つき)爛(くづし)水(みづ)に和(まぜ)用(もち)ゆ 【〖 〗は隅付き四角囲み線】