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【右頁】
乾(かはき)たるは煎(せん)じ服(ふく)す○又方 人(ひと)の屎汁(ふんのしる)服(ふく)して一
切(さい)毒(どく)ある菌(きのこ)に中(あたり)たるに妙(みやう)也(なり)○又方 吐(はき)下(くだ)し
て止(やま)ざるは茶(ちや)の芽(め)を末(こ)となし新汲水(くみたてのみづ)に服(ふく)
す好(よき)梚茶(ひきちや)あらば用へし○又方 薬(くすり)無(なき)ときは
冷水(れいすい)【左ルビ:ひやみづ】を多(おほ)く飲(のむ)べし○又方 山梔子(さんしゝ)【左ルビ:くちなし】《割書:図説衂血|にあり》剉(きざみ)
水煎(みづにせん)じ服(ふく)す
〖笑菌(わらひたけ)を食(しよく)したるは〗熱(ねつ)を発(はつし)面(おもて)赤(あかく)眩暈(めまひ)し口(くち)砥(と)
水(みづ)の如(こと)くなる唾(つは)出(い)で笑(わらひ)てやまず極(きはま)れば悲(かなしみ)哭(なき)
【左頁】
或は血(ち)を吐(はき)て死(し)す急(きふ)に地漿(ちせう)《割書:造(つくる)法(ほふ)前(まへ)|に見ゆ》を多(おゝ)く飲(のむ)
べし○又方 人(ひと)の糞汁(ふんのしる)を多(おゝく)飲(のみ)てよし
〖松蕈(まつだけ)に酔(ゑひ)〗たるは豆腐(とうふ)を食(しよく)すべし凡(おゝよそ)先(まづ)豆腐(とうふ)
を食(しよく)し後(のち)に松蕈(まつだけ)を食(しよく)すれば不酔(よはず)
〖凡(おほよそ)菌(きのこ)久(ひさ)しきを経(へ)たる者(もの)皆(みな)毒(どく)あり〗若(もし)毒(どく)に中(あたり)
たるは茄子(なすび)を煮(に)て食(しよく)し且(かつ)其(その)汁(しる)を飲(のむ)べし
《割書:凡(おほよそ)菌(きのこ)の類(るい)笠(かさ)の上(うへ)に毛(け)ある者(もの)笠(かさ)の裏(うら)に■(きさみ)【襽襉襇ヵ】なき|者(もの)笠(かさ)と茎(くき)と脆(もろ)く落者(おつるもの)夜(よる)見(み)て光(ひかり)ある者(もの)腐(くち)爛(たゞ)れ》
《割書:かゝりて虫(むし)ある者(もの)采(とり)帰(かへり)て色(いろ)変(かはる)者(もの)木耳(きくらげ)の類(るい)赤(あかく)|して仰(あをぎ)巻(まい)て生(せう)ずる者(もの)菌(きのこ)を煮(に)て姜屑(すりせうが)飯粒(めしつぶ)を投(いれ)》
【〖 〗は隅付き四角囲み線】