翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 264

ページ: 264

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【右頁】 て滓(かす)を去(す)て汁(しる)を取(とり)冷(ひゆる)を待(まち)て飲(のむ)べし○又 方 眼子菜(がんしさい)《割書:図説(づせつ)下|にあり》を焼(やき)て灰(はい)となし服(ふく)す其 侭(まゝ)煎(せん)じ服(ふく)す亦 良(よき)なり 〖酒(さけ)に酔(ゑひ)気絶(きたえ)〗たるは小便桶(せうへんたご)の小便(せうべん)を去(す)て其(その)内(うち) へ徐々(そろ〳〵)と水(みづ)を入(いれ)浮(うき)たる垢(あか)を取(とり)急(きふ)に熱湯(あつきゆ)を 茶碗(ちやわん)に入(いれ)右(みぎ)の垢(あか)を湯(ゆ)の中(うち)に入(いれ)其(その)清(すみ)たるうは 湯(ゆ)を口中(こうちう)に灌(そゝぎ)入(いる)れば鼻(はな)の中(うち)より気息(いき)出(いで)て 醒(さむ)るなり 【左頁】 〖焼酒(せうちう)の毒(どく)に中(あたり)〗面(おもて)青(あをく)口(くち)噤(つぐみ)昏迷(きとをく)なり甚(はなはだしき)は遍身(そうみ) 色(いろ)青黒(あをくろく)或は血(ち)を吐(はき)或は血(ち)を下(くだし)死(しなん)とするは冷(れい) 水(すい)を飲(のま)しむれば立(たちどころに)死(しす)堅(かた)く禁(きん)ずべし若(もし)此(この)毒(どく) に中(あたり)たる事を覚(おぼえ)ば急(きふ)に衣(ころも)を脱(ぬぎ)横臥(よこにふし)てころ ころと袞転(ころげ)まわること数回(ひたもの)すれば悪心(むねわるく)なり 吐却(ときやく)して愈(いゆ)○又方 其人(そのひと)を裸體(はだか)にして温湯(あたゝかなるゆ) の内(うち)へ浸漬(ひた)して熅煖(あたゝか)ならしむれば其(その)毒(どく)お のずから解(げす) 【〖 〗は隅付き四角囲み線】