翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 269

ページ: 269

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【右頁】 〖蟹(かに)の毒(どく)に中(あたり)〗たるは生藕(なまのはすのね)【左ルビ:れんこん】の汁(しる)を取(とり)服(ふく)す多(おほく)飲(のみ) てよし○又方 生冬瓜(なまのとうぐは)の汁(しる)多(おほ)く服(ふくし)てよし ○又方 蒜(にんにく)を水(みづ)に煮(に)て汁(しる)を取(とり)飲(のみ)てよし○又 方 黒豆(くろまめ)の煮汁(にしる)多(おほく)服(ふく)してよし○又方 紫蘇葉(しそのは) 煎(せんじ)服(ふく)す○又方 丁子(てうじ)《割書:薬店に|あり》一 味(み)煎(せんじ)服(ふく)す 〖鱉(すつほん)の毒(どく)に中(あたり)〗たるは胡椒(こせう)を喫(くらひ)てよし或は煎(せんじ) 服す○又方 藍汁(あいのしる)を数杯(すはい)飲(のみ)てよし 〖指甲螺(めくはじや)の毒(どく)に中(あたり)〗たるは紅花(べにのはな)一 味(み)煎(せん)じ服(ふくし)てよし 【左頁】 〖諸(もろ〳〵)禽(とり)獣(けもの)の肉(にく)の毒(どく)に中(あたり)〗たるは黒豆(くろまめ)を濃(こく)煎(せん)じ多(おほく) 飲(のむ)べし○又方 蘆根(よしのね)を搗(つき)て汁(しる)を絞(しぼ)り或は 煮(に)て汁(しる)を取(とり)多(おほく)服(ふく)す○又方 眼子菜(がんしさい)【左ルビ:ひるも】《割書:図説前條|に出す》 多少(たせう)【左ルビ:おほくともすくなくとも】にかゝはらず水(みづに)煎(せんじ)服(ふく)すべし 〖諸(もろ〳〵)禽(とり)獣(けもの)の臓(はらわた)を食(くらひ)て毒(どく)に中(あたり)〗たるは人の頭(あたまの)垢(あか) を取(とり)熱湯(あつきゆ)に壱(いち)匁 許(ばかり)を撹(かきまぜ)服(ふく)すべし 〖禽(とり)獣(けもの)自死物(じねんにしゝたるもの)は皆(みな)毒(どく)〗あり人 食(くらふ)て毒(どく)に中(あたり)たる は急(きふ)に胡葱(あさつき)《割書:葱(ねぎ)に似(に)て細(ほそ)き|野菜(やさい)なり》を剉(きさみ)て煮(にて)汁(しる)を取(と)り 【〖 〗は隅付き四角囲み線】