翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 273

ページ: 273

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【右頁】      《割書:此 草(くさ)は茎(くき)を抱(いだひ)て葉(は)を生(せう)ず羊(やう)|蹄(てい)は枝(ゑだ)の端(はし)に葉(は)を出(いだ)す》   【酸模の図】 〖酸模(さんも)〗和名 《割書:すかんぼ|すいは すいこんぼ あかぎし〳〵》  《割書:此 草(くさ)正月 頃(ころ)苗(なへ)を生(せう)じ茎(くき)を抽(ぬき)三月 頃(ころ)花(はな)を開(ひら)く状(かたち)図(づ)のことくにして色(いろ)赤(あか)し|六月頃 実(み)赤(あか)くなりて枯(かる)るなり此草に似(に)て大(おゝき)く花 薄青(うすあをく)秋(あき)枯(かる)る物(もの)を羊蹄大黄(やうていたいわう)と》  《割書:いふ此 草(くさ)は葉(は)も花(はな)も味(あぢはひ)酸(す)し羊蹄大黄(やうていだいわうは)酸(す)からず二 色(いろ)ともに野(の)にも水中(すいちう)にも生(せうす)るなり|》 【左頁】  産前急證(さんぜんきふせう)    胎動(たいどう) 〖病状(びやうぜう)〗妊娠(にんしん)の婦人(ふじん)胎気(たいのき)和(くは)せず或は夫(をつと)の為(ため)に困(くるしめ) られ胎(たい)動(どう)【左ルビ:うごき】して腹(はら)痛(いたみ)絶入(たえい)らんとするは胎動(たいどう)と 名(な)づく其(その)證(せう)腰(こし)より小腹(したはら)へかけ痛(いたみ)て心(むね)へ搶(つき)あけ 急(きふ)に救(すくは)ざれば堕胎(たいをおと)【左ルビ:はんさん】す或は産門(さんもん)より血(ち)下(くだ)る 〖療法(りやうほふ)〗砂糖(さたう)を白湯(さゆ)に拌(かきませ)服(ふく)す○又方 糯米(もちごめ)二合 煮(に)て熟(ぢゆく)する時分(じぶん)葱(ねぎ)の白根(しろね)十四五 茎(すじ)を入(い)れ 【〖 〗は隅付き四角囲み線】