翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 277

ページ: 277

翻刻

〖子(し)癎(かんの)病(びやう)婦(ふ)を介(かい)保(ほう)する法(ほふ)〗      【この部分は左右の頁の上部に跨り右から左への横書】 【右頁】 〖介保人(かいほうにん)前面状(まへのかたち)〗 【介抱人の前面の図】    《割書:○先(まづ)婦人(ふじん)を起(おこ)し介保(かいほう)をする人(ひと)は| 婦人(ふじん)の背へまはり右(みぎ)の脚(あし)を直(すぐ)に| のべてふみはり左(ひだり)の脚(あし)はすこし| 屈(かゝめ)膝頭(ひざかしら)にて婦人(ふじん)の背の七 椎(すい)の| へんをおしつけ左の臂(かいな)の二のうで| と肘(ひじ)の間(あいだ)にて婦人(ふじん)のかしらを| うけてかゝへ向(むかふ)のかたへおしつける| 心持(こゝろもち)にすべし其手(そのて)の腕後にて| 婦人(ふじん)の肩(かた)をおさへること図(づ)のことく|【右頁から左頁へ続く】| 考(かんがふ)べし| 右のことくして右の手(て)臂(ひぢ)をのべ握(にきり)| 挙(こふし)にて婦人(ふじん)の心下(しんか)少(すこ)し右の方(かた)へ| よせて按(おし)つけ下(しも)のかたへ按(おし)下(さぐ)る| 心持(こゝろもち)にすべし左(ひだり)の手(て)は向(むかふ)へおし右| の挙(こぶし)はおしおろすつり合(あい)よく心(こゝろ)| 会(え)べき| なり|》 【右頁:介抱人の前面の図と説明文】       【左手の説明】       《割書:○此 腕(うで)にて婦人の肩(かた)| をおさへ》    《割書:○此二のうでと肘(ひじ)の間| にて婦人の頭をかゝへ| 前の方へおしつけ| べし》                【左足の説明】                《割書:○此 膝(ひざ)がしら|にて婦人(ふじん)の|背の七椎の|へんを向(むかふ)の|方へおしつけ|て動(うごか)かすべ|からず》        【右手の説明】        《割書:○此 挙(こぶし)にて|婦人(ふじん)の心下(しんか)右(みぎ)|のかたへ少(すこ)し依(より)|たる所(ところ)をおし|ながら下(しも)のかたへおし|おろす心持(こゝろもち)にすべし》                【左の介抱人の説明】                《割書:○此人は婦人(ふじん)の|あしさきを|おさへて|【右頁から左頁へ続く】|動(うご)かす|べからず》 【左頁】 〖介保人(かいほうにん)背面状(うしろのかたち)〗 【介抱人の背面の図】 《割書:○婦人(ふじん)の心下(しんか)とは乳(ちゝ)の| 下(した)の通(とう)りにてあばら| 骨(ほね)のきはの少し右の| かたへ依たる所を按| て下よりつきあくる| をおしふせぐべし》 【左頁:介抱人の背面の図と説明文】        【右手の説明】        《割書:○此 挙(こぶし)婦人(ふじん)|の心下(しんか)をおす|前(まへ)の図(づ)と|考(かんがへ)合(あわ)す|べし》            【右足の説明】            《割書:○此あしはふみはり動(うご)かす|べからず此(この)図(づ)の|ことくの形(かた)ち|にてよし》    【左手の説明】    《割書:○此 左手(ひだりのて)は前(まへ)の図(づ)の| ことく婦人(ふじん)かしら| をかゝへ》            【左足の説明】            《割書:○此 膝頭(ひざがしら)にて婦人(ふじん)の| 背(せ)の七椎のへんを| おしつけてよし前(まへ)| の図(づ)と考(かんがへ)合(あはす)べし》 【〖 〗は隅付き四角囲み線】