翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 280

ページ: 280

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【右頁】 〖療法(りやうほふ)〗艾(よもぎ)を酒(さけ)或は水(みつ)にて煎(せんじ)飲(のむ)べし○又方 百(ひやく) 草霜(そうそう)《割書:釜底(なべのそこ)の|墨(すみ)なり》二匁 椶櫚灰(しゆろのけのはい)《割書:箒(ほうき)に作(つくり)たるを|用るもよし》伏龍肝(ふくりやうかん) 《割書:竃(かまど)の下(した)の|焦土(やけつち)なり》三匁 末(こ)となし一二匁づゝ白湯(さゆ)に酒(さけ)と 童便(わらべのいばり)【左ルビ:こどものせうべん】を冲(さし)て右(みぎ)の薬(くすり)を入(いれ)撹(かきませ)服(ふく)さしむべし○ 腰痛(こしいたむ)ばかりならば大豆(くろまめ)一 合(ごう)酒(さけ)三 合(ごう)煮(に)て汁(しる)を 飲(のむ)べし○又 鹿(しか)の角(つの)の尖(とかり)五寸 火(ひ)の内(うち)へ入(い)れ 赤(あか)く焼(やき)酒(さけ)の中(うち)に入(いれ)又(また)焼(やき)て酒(さけ)の内(うち)に入(い)れ如此(かくのことく) すること数度(すど)にして右(みき)の酒(さけ)を飲(のむ)べし 【左頁】   子鳴(しめい)《割書:子(こ)母(はゝ)の胎内(たいない)に|ゐて啼(なく)なり》 妊身(にんしん)の婦人(ふじん)傾跌(つまづき)或は強(むり)に手(て)を伸(のべ)て高(たか)き処(ところ) の物(もの)を取(と)ることあれば腹中(はらのうち)鳴(なる)ことあり胎(たい)気(き) 安(やす)からざる故(ゆへ)なり 〖療法(りやうほふ)〗其 妊婦(にんふ)片時(かたとき)許(ばかり)の間(あいだ)鞠躬(こゞみ)て居(ゐ)るべし自(おのづから) 安(やす)し又は豆(まめ)にても何(なに)にても席上(たゝみのうへ)へまきちら し其 婦人(ふじん)にひらはせてよし尤 片時(かたとき)の間(ま) ひらはしめべし 【〖 〗は隅付き四角囲み線】