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【右頁】
みて其 吹口(すいくち)の管(くだ)よりふき込(こみ)飲(のま)しむべし○又法
病人(びやうにん)の鼻(はな)の孔(あな)ゑ竹(たけ)の管(くだ)をさし込(こみ)此(この)管(くだ)《割書:筆(ふで)のぢく|様の物よ》
《割書:し|》より薬(くすり)を吹込(ふきこむ)べし○又法 鼻(はな)をしかと撮(つま)めば
息(いき)止(とま)りて口(くち)自(おのづか)らひらくものあり《割書:軽(かろ)き症(しやう)には|此法よし》
又(また)法(ほふ)《割書:介保人(かいほうにん)壱人にて|口噤(はくいしめ)たる病人(びやうにん)の》
《割書:口(くち)開(ひら)かせ薬(くすり)をのません|とならば介保人(かいほうにん)の左(ひだり)の》
《割書:大指(おほゆび)と中指(なかゆび)との頭(さき)にて|病人(ひやうにん)の歯(は)のはへとまりの》
《割書:所(ところ)の歯(は)なく空(くう)なる所(ところ)を|しかと按定(おせ)ば歯(は)自(おのづか)らひ》
《割書:らく此(この)時(とき)右(みぎ)の手(て)にて薬(くすり)|を灌(そゝぎ)のますべし凡(およそ)人(ひと)の》
《割書:歯(は)のはへとまりの所(ところ)は両方(りやうはう)|ともに歯(は)一 枚(まい)許(ほど)あきて空(くう)あり其(その)空(くう)》
【図の説明】
大指(おほゆび)
手(て)は介(かい)
保人(ほうにん)の
手(て)なり
【顔の図】
後(のち)の法と違(ちがひ)あれ
ども此(この)処(ところ)の手法(しよう)
中指(なかゆび) 皆(みな)同(おな)じ
【左頁】
《割書:なる処(ところ)ゑ大指(おゝゆび)と中指(なかゆび)の頭(さき)を入(いれ)てつよく按(おせ)ば自(おのづか)ら開(ひら)くものなり|》
又(また)法(ほふ)《割書:先(まつ)病人(びやうにん)を扶(たすけ)起(おこ)|し背後(うしろ)へまはり》
《割書:両手(りやうて)四本(しほん)の指(ゆび)をのべ|病人(びやうにん)の頤(あご)をしかと押へ》
《割書:人摉(ひとさし)指(ゆび)を下唇(したくちびる)の承漿(せうせう)|の処(ところ)へあて押(おし)さげな》
《割書:がら両手(りやうて)の大指(おゝゆび)にて|病人(ひやうにん)の歯(は)のはへ止(とま)りの》
《割書:空(くう)なる処(ところ)を力(ちから)を極(きわめ)て|緊(きび)しくおすべし歯(は)自(おのづか)ら》
《割書:開(ひら)く病人(ひやうにん)の頭(かしら)は後(うしろ)の|所(ところ)にしかとしたる物(もの)》
《割書:或は介保人(かいほうにん)の胸(むね)か膝(ひざ)|頭(がしら)をあてうごかぬ様(やう)》
《割書:にして置(おく)べし|》
【図の説明】
面(おもて)は仰(あふぎ)たるが
よしうつむき
てはよろし
からず
【顔の図】
此(この)手(ての)指(ゆび)にては
あこを下へ
おしさぐ
べし
口(くち)也【口の図】○此処
承漿(せうせう)の穴(けつ)
なり別(べつ)に
図(づ)あり