翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 290

ページ: 290

翻刻

【右頁】 載(のせ)て屈(かゞめ)たる下(した)の脚(あし)の膝頭(ひざがしら)を捉(とらへ)て傍人(かいほうにん)の手(て) 前(まへ)の方(かた)へ拉(ひき)よせ上(うへ)へ向(むき)たる病婦(びやうにん)の尻臋(ゐしき)を 向(むかふ)の方(かた)へ押付(おしつけ)べし如此(かくのことく)するときは陰門(ゐんもん)緊(きびし)く 閉(とづる)ゆへ血(ち)自(おのづ)から停(とまり)て出(いで)ず扨(さて)左(さ)の薬(くすり)を頻(しきり)に 用(もちゆ)べし薬(くすり)を用(もちひ)て聢(たしか)に血(ち)止(とまる)を見て手(て)を放(はなつ) べし左に図(づ)あり考(かんがふ)べし 【図の説明】 【下になる足の説明】 《割書:此 足(あし)は下(した)になりたる足(あし)を|上(うへ)になりたる足(あし)の股(もゝ)の》 《割書:うへにのせたるなり|》 【上になる足の説明】 《割書:此 足(あし)は上(うへ)になりたる|足なりかくのことく》 《割書:のばして置(おく)べし|》 【左頁】 【図の説明】 【傍人の左手の説明】 《割書:此 手(て)は女子の膝(ひざ)がしらを|とらへて自分(じぶん)の方へ》 《割書:ひきつけるなり|》      【傍人と病婦の図】 【傍人の右手の説明】 《割書:此 手(て)は女子のしりを向(むかふ)の|かたへおしつけるときは両(りやう)》 《割書:の手にてたがひに引(ひき)|しむるゆへおのづから血(ち)》 《割書:止(とま)るなり|》 〖服薬(ふくやく)〗騏驎血(きりんけつ)《割書:薬店に|あり》焼(やき)て黒(くろ)くし温水(さゆ)にて服(ふくす) べし元気(げんき)乏(とぼし)くは独参湯(どくじんとう)《割書:方(ほう)は上巻(ぜうくわん)の中(ちう)|風(ふう)の條(ぜう)に出す》を用ゆ 【〖 〗は隅付き四角囲み線】