翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 294

ページ: 294

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【右頁】 挑(かゝけ)て悪血(わるち)を出すべし其あとへ薄荷(はくか)《割書:図説(づせつ)|下に》 《割書:あり乾(かわき)たるは|薬店にあり》生(なま)ならば搗(つき)絞(しぼ)りて汁(しる)を取(とり)乾(かわ)き たるは煎(せん)じたる汁(しる)にて好(よき)墨(すゞりすみ)を磨(すり)其(その)児(こ)の 母(はゝ)の頭髪(かみのけ)少許(すこしばかり)取(とり)て手(て)の指(ゆび)を裹(つゝみ)て件(くだん)の墨(すみ) に蘸(ひたし)口内(くちのうち)に擦(すりつけ)べし後(のち)一時(ひととき)程(ほど)の間(あいだ)乳(ちゝ)をのま しむべからず○又方 先(まづ)歯齦(はくき)に生(せうじ)たる所(ところ)の 小(ちいさき)泡子(ふくれ)を針(はり)にても指(ゆび)の爪(つめ)にても掻破(かきやぶ)り其 あとへ生蜜(せうのみつ)を点(つけ)て効(しるし)あり○又方 熊膽(くまのゐ)を 【左頁】 湯(ゆ)にときて灌(そゝき)のませてよし○又方 牛黄(ごわう) 《割書:薬店にあり爪(つめ)の甲(かう)にすり|付(つけ)て落(おち)ざるもの真(まこと)なり》五六分 末(こ)となし竹瀝(ちくれき) 《割書:取法(とるほふ)中風の|條にあり》にて調(とき)潅(そゝぎ)入へし○又方 蝸牛(くはぎう)【左ルビ:かたつむり】《割書:図|説》 《割書:上巻 疔毒(てうどく)の|條にあり》研爛(すりつぶし)口(くち)の内(うち)へ塗(ぬる)べし 〖灸法(きうのほふ)〗小児(せうに)の両(りやう)の乳(ちゝ)より臍(ほそ)へ斜対(よこすじかい)に線(いと)を張(はり) て断截(きりたち)其 線(いと)を二ッに折(をり)て其 正中(まんなか)に墨記(すみのしるし)を なすべし是(これ)灸穴(きうけつ)なり左右(さゆふ)供(とも)に二 穴(けつ)となる 扨(さて)此二 穴(けつ)の最中(まんなか)に又(また)墨(すみ)にて記(しるし)を付《割書:是(これ)は灸穴(き[うけつ])|にあらず》 【〖 〗は隅付き四角囲み線】