翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 301

ページ: 301

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【右頁】 〖療法〗凡(をゝよそ)驚風(きやうふう)昏悶(うつとうとして)【うつとりヵ】不醒(さめざるは)は急(きふ)に熊膽(くまのゐ)を湯(ゆ)にて とき児(に)の口(くち)を開(ひら)き多(をゝ)く潅(そゝぎ)飲(のま)しむべし○ 又方 辰砂(しんしや)《割書:薬店に|あり》一 味(み)温(ゆ)水に和(まぜ)て用ゆべし 鶏冠雄黄(けいくはんおわう)《割書:薬店にあり俗(ぞく)に|鶏冠石(けいくはんせき)といふ》等分(とうぶん)を加(くは)ふ亦(また)良(よし)○又方 青礞石(せいもうせき)《割書:薬店に|あり》を水(みづ)に磨(とき)て汁(しる)を灌(そゝ)ぎ飲(のみ)て よし○又方 涎(たんぜう)潮(つき)甚(はなはだ)しきは鉄粉(てつのこ)《割書:やすり|こなり》辰砂(しんしや) 《割書:薬店に|あり》よくませて薄荷(はくか)の煎汁(せんじしる)にて潅(そゝぎ)のま せてよし○又方 蝸牛(かたつむり)を研(すり)細(こまか)にして何(なに)にて 【左頁】 も服薬(ふくやく)の中(うち)に入(い)れ用ゆ○灸(きう)は章門(せうもん)或は湧(ゆ) 泉(せん)《割書:二 穴(けつ)ともに図説(づせつ)上|巻 中風(ちうふう)に出(い)す》の穴(けつ)七八 壮(そう)より十五 壮(そう)に至(いた) るべし若(もし)声(こえ)の出(いで)ざるは声(こえ)の出(いづ)るまで灸(きう) してよし  右の證候(せうこう)并に理法(ぢほふ)は驚風(きやうふう)実證(じつせう)に施(ほど)こす  べきなり実證(しづせう)【ママ】とは固(もとより)無病(むびやう)なる小児(せうに)の風(ふう)  寒(かん)に感(かん)じ気化(きのめぐり)よろしからす或は乳食(にうしよく)  停滞(とゞこほり)て此 證(せう)を発(はつ)す又は生人(みしらぬひと)異物(かはりたるもの)を見(み) 【〖 〗は隅付き四角囲み線】