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【右頁】
〖走陽(そうやう)〗久曠(きうくわう)【左ルビ:ひさしくふいん】の男子(なんし)又は縦慾(しやうよく)の人(ひと)女子(によし)と交合(さいわい)し精(ゐんすい)
泄(もれ)出(いで)て止(やま)ざるなり救(すくは)ざればかならず死す早(はや)く
理法(ぢほふ)を施(ほどこ)すへし
〖療法(りやうほふ)〗其(その)婦人(ふじん)緊(しつか)と抱定(いたき)て其(その)陰茎(ゐんきやう)【左ルビ:おとこのまへ】を陰戸(いんもん)【左ルビ:おなごのまへ】より出さ
ず動(うご)かさず其侭(そのまゝ)にて婦人(ふじん)の息(いき)を男子(おとこ)の口中(こうちう)へ
呵入(ふきいれ)てやめず且(そのうへ)会陰(ゑいん)《割書:陰嚢(きん)と肛門(いしきのあな)との|間の最中(まんなか)なり》を指(ゆび)にて
緊(しか)と捻住(おしつけ)て放(はな)すべからず精(ゐんすい)自止(おのつからやむ)其(その)以後(いご)丞(すみやか)にな
を又 童女(とうによ)【左ルビ:小おんな】に命(おしへ)て息(いき)を口中(こうちう)へ断(たへ)ず呵込(ふきこま)せ扨(さ)て独(どく)
【ここに注記を書きます】
参湯(じんとう)《割書:人参(にんじん)弐匁水を茶碗(ちやわん)に二|杯(はい)入(いれ)一 杯半(はいはん)に煎(せん)じ用ゆ》を灌(そゝき)のませてよし
《割書:○婦人(ふじん)気(いき)を吹(ふひ)て男子(おとこ)の口中(こうちう)へ吹込(ふきこむ)には口(くち)をす|ぼめて吹(ふけ)ば冷(すゞ)しき気(いき)出(いで)てあしく口(くち)をすぼめず》
《割書:に吹込(ふきこむ)べし仮令(たとへは)冬月(ふゆ)寒気(かんき)つよき節(せつ)凍(こゝへ)たる手(て)に|気(いき)吹(ふき)かけてあたゝむるがごとく呵々(ほう〳〵)と吹(ふく)べし》
《割書:○此法方をしらずして婦人 驚愕(おどろき)て身(み)を離(はな)れ|手(て)を放(はなし)或は心つかで療理(りやうぢ)おくれて死(し)を遂(とぐ)る》
《割書:人あり凡人の妻(つま)妾(めかけ)には此 法方(ほふ〳〵)ある事を説(とき)話(はなし)|聞せてしらせ置(おく)べきことなり多慾(たよく)ならぬ人》
《割書:にもあるまじとはいゝがたければなり○右|交接(こうせつ)昏迷(こんめい)と走陽(そうやう)の二 証(せう)は倶(とも)に原(もと)脱陽(だつやう)に属(ぞく)す》
《割書:然(しかれ)れども理法(ぢほふ)不仝(おなじからず)|故(ゆへ)別(べつ)に表章(ひやうしやう)す》
【〖 〗は隅付き四角囲み線】