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【右頁】
ありて気(き)の鬱(こう)し時(とき)に発(はつ)する証(せう)なり元(もと)皆(みな)七 情(ぜう)
の過(すぎ)極(きわま)りたるより起(おこ)る世(よ)に中気(ちうき)中風(ちうふう)を一ッ
に心会(こゝろゑ)たる人多し初(はじめ)は大抵(たいてい)理法(ぢほふ)も似(に)たる様
なれども後(のち)に至(いた)りては大(おゝひ)に同(おな)じからず
〖療法(りやうほふ)〗先(まづ)初(はじめ)に鼻(はな)に胡椒(こせう)の末(こ)又は烟草(たばこ)の粉(こ)を吹込(ふきこみ)
嚏(くさめ)をさせ後(のち)に酢(す)を火盆(ひばち)の内へ傾(かたむ)け入(い)れて酢(す)の
気(き)を病人(びやうにん)に嗅(かゞ)せ且(かつ)隠白(いんはく)《割書:図 説(せつ)中風|にあり》湧泉(ゆせん)《割書:図説(つせつ)霍乱(くわくらん)|にあり》
の次(あたり)に灸(きう)してよし生姜(せうが)の絞(しぼ)り汁(しる)を湯(ゆ)にて拌(かきまぜ)
【左頁】
飲(のませ)てよし○又方 木香(もつかう)《割書:薬店に|あり》壱匁 煎(せん)じて飲(のま)し
むべし○又方 香附子(かうふし)の末(こ)壱匁 辰砂(しんしや)《割書:薬店にあり|水飛(すいひ)は雑物(ませもの)》
《割書:あり薬店にて砂利(しやり)又は大々(だい〳〵)と云ものを|新(あら)たに研(すり)細末(こ)となして用をよしとす》五分 白湯(さゆ)に
て服(ふく)すべし
【〖 〗は隅付き四角囲み線】