翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 50

ページ: 50

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【右頁】 味(み)剉(きざみ)て濃(こく)煎(せん)じ多(おふ)く飲(のま)しむべし痰(たん)を吐(はき)て愈(いゆる)なり ○又方 半夏(はんげ)茯苓(ふくりやう)《割書:二味薬店|にあり》等分(とうぶん)煎(せん)し服(ふく)す○又 方 白礬(みやうばん)《割書:薬店に|あり》末(こ)となし生姜(せうが)の自然(しぼり)汁(しる)にて調(とゝの)へ 服(ふく)すべし○又方 大(おほい)なる半夏(はんげ)《割書:薬店に|あり》十四 粒(つふ)皂莢(そうきやう)【左ルビ:さいかちのさや】 《割書:薬店にもあり図|説中風に出 ̄ス》一 條(すし)剉(きさみ)て水二 鍾(はい)入て一 鍾(はい)に煎(せん)し 生姜汁(せうがのしる)を入 温(あたゝ)め服すべし○又方 香油(ごまのあぶら)一 盞(はい)を喉(のんど) 中(のうち)へ灌(そゝぎ)入(いる)へし須更(しばらくのあいだ)【須臾ヵ】に痰(たん)涎(せん)を逐出(をひいだ)して愈 【左頁】   中暑(ちうしよ)《割書:暑に中り昏(きとふく)|倒(たを)るゝなり》 〖病状(びやうぜう)〗頭痛(づつう)大熱(だいねつ)惣身(そうしん)を捫(な)て見るに肌膚(はだへ)烙(やく)がことく 大(おほき)に渇(かは)き水(みつ)を飲(のまん)とし汗(あせ)甚しく泄(もれ)出(い)て漸(ぜん)々に 無性(むせう)に成るに至る尤 喘(いき)満(だはしく)熱(あつき)をいやかるなり  凡(おほよそ)暑気中(しよきあたり)と称(いへ)る病(やまひ)に二 ̄ツの分(わかち)あり人 暑(しよ)を避(さけん)  として涼処(すゝしきところ)に《振り仮名:■坐|すゞみ》【露坐ヵ】又は夜(よる)臥(いねて)失覆(ふみぬき)して陰(ひへ)寒(かんき)を  うけ惣身(そうみ)の陽気(やうき)暢越(もるゝ)ことなくして病を得(う)  るあり古の人是を中暑(ちうしよ)と云其 証(せう)大抵(たいてい)頭痛(づつう)悪(さむ) 【〖 〗は隅付き四角囲み線】