翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 76

ページ: 76

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【右頁】 事あるものなれば成へき丈(たけ)は外科(げくは)を邀(むかへ)て任(まか) すべし○拳螺(けんら)【左ルビ:さゝゑ】《割書:図説(づせつ)後に|あり》の厴(ふた)を焼(やき)灰(はい)にして末(こ)と なし醋(す)に和(まぜ)て疔(てう)の囲(ぐるり)二三分 四方(よほう)を除(のそき)あけて 四畔(ぐるり)の堆核(しこり)ある処へ塗(ぬり)乾(かはけ)ば疔(てう)の頭(かしら)より黄(きなる)水(みづ)出(いて) て愈(いゆ)若(もし)疔(てう)の頭(かしら)まで塗(ぬれ)ば毒(どく)を擁(ふさぎ)て大(おほひなる)害(がい)あり○ 針(はり)を刺(さし)たる鍼孔(はりあな)内(うち)へは蝸牛(かたつむり)《割書:図説(づせつ)後に|あり》殻(から)共(とも)に 搗(つき)爛(くずし)泥(どろ)のごとくして貼敷(ぬりつけ)てよし○又方 園庭(せどには) に栽(うへ)ある菊花(きくのはな)若(もし)花(はな)なき時(とき)は茎(くき)葉(は)又は根(ね)にても 【左頁】 搗(つき)絞汁(しぼりしる)を温酒(かんさけ)に和(まぜ)て飲(のむ)べし其 渣(かす)を鍼孔(はりぐち)の辺(へん) に貼(つけ)てよし○又方 益母草(やくもそう)《割書:図説(づせつ)下に|あり》の葉(は)搗(つき)て 塗(ぬる)べし○又方 明礬(みやうばん)《割書:薬店に|あり》三匁 葱白(ねきのしろね)七 本(ほん)搗(つき)爛(くづし) 七 塊(かため)に分(わけ)一 塊(かため)を服(ふくす)る毎(ごと)に酒(さけ)一 杯(はい)にて送(おくり)下(くだ)し衣(い) 被(るい)を厚(あつ)く盖(おゝ)ひ汗(あせ)をとるべし若(もし)汗(あせ)出(いで)ざるは再(ふたゝび)葱(ねぎの) 白(しろねの)煎汁(せんじしる)を一 鍾(ちよく)を服(ふく)し少頃(しばらく)して汗(あせ)出(いで)ば従容(そろ〳〵)と葢(き)た る衣類(いるい)を減(へら)すべし○又方 豨薟草(きれんさう)五葉草(ごえうさう)大薊(たいけい) 《割書:三|種(しゆ)》 《割書:共下に図(づ)|あり》大蒜(だいざん)《割書:和名にん|にく》分(わけ)擂(すり)爛(くだき)て熱酒(かんざけ)一 椀(わん)を入(いれ)