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【右頁】
凡(おほよそ)疔瘡(てうそう)に限(かぎ)らず手指(てのゆび)の小瘡(こがさ)疥瘡(ひぜん)の類(るい)にても
生(せう)じたる時(とき)手(て)を振(ふり)て歩行(ほこう)すれば其 腫物(しゆもつ)より
して紅絲(あかきいと)を引(ひき)て上(のぼ)るものなり疔瘡(てうそう)にあらず
とも右(みぎ)の法(ほふ)を以て針(はり)して悪血(わるち)を出(いだ)すべし
〖蒼耳(そうに)〗《割書:和名をなもみ|》 《割書:地方(ちはう)によりて|めなもみと言》
《割書:此 草(くさ)春(はる)初(はじめ)て|苗(なへ)を生(せう)じ》 【蒼耳の図】
《割書:夏(なつ)に至て髙(たか)さ|四五 尺(しやく)許(ほど)になる》 《割書: 茎(くき)円(まる)く| して黒(くろ)|き班点(ほし)あり》
【左頁】
《割書:七八月のころ|葉(は)の間(あいだ)の枝(ゑだ)に》
《割書:又(また)を生(せう)じ梢(さき)|に実(み)を結(むす)ぶ》 実(み)の図(づ)
《割書:其(その)実(み)|桑椹(くわのみ)》 【蒼耳の図】
《割書:にくら|ふれば短(みじかく)小(ちいさく)》
《割書:して刺(はり)あり|人の衣類(いるい)に》
《割書:粘(つき)てとれざる|ものなり》 葉(は)の図(づ)
【〖 〗は隅付き四角囲み線】