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【右頁】
〖蕺菜(じうさい)〗《割書:和名 どくだみ 十薬(じうやく) ぢごくそは| 入道(にふだう)ぐさ ぼうずくさ》
【蕺菜の図】
《割書:黄(き)也》
《割書:山陰(やまかけ)山谷(たにあい)湿地(しつち)に在|春(はる)苗(なへ)を生(せう)ず茎(くき)》
《割書:赤紫(あかむらさき)にて葉(は)の|形(かたち)蕎麦(そば)の》 《割書:花(はな)の色(いろ)白(しろ)し》
《割書:葉(は)に似(に)|て厚(あつ)く面(おもて)》
《割書:青(あを)く背(うら)紫(むらさき)なり茎(くき)葉(は)ともに|甚(はなはた)臭(くさき)気(き)あり多(をゝ)く陰地(ひかけ)に生(せうじ)て蘩茂(はんも)するものなり》
【左頁】
〖拳螺(けんら)〗《割書:和名 さゞゑ|又 さゞい》 《割書:又 厴(ふた)に毛(け)なき|あり佐州(さしう)にて|めくらさゞいと云》 《割書:厴(ふた)の状(かたち)如是(かくのことし)薬に|用処也》
《割書:状(かたち)辛螺(にし)に似(に)て円(まどか)に|殻(から)青白(あをじろ)にて尾(を)盤(まき)起(おこ)り》 【拳螺の図】 厴(ふたの)
《割書:殻(から)に尖(とがり)たる角(つの)数本(すほん)|あり厴(ふた)は亦(また)甚 厚(あつ)く》 【拳螺の厴の表図】
《割書:堅(かた)くして円(まどか)なり髙(たか)|く起(おこり)て凹(くぼめ)に其 肌(はだ)は鮫(さめの)》 面(おもて)
《割書:皮(かは)のごとく色白し|亦 旋紋(まきめ)あり肉(にく)は一》 《割書:色は白して淡(うす)|緑(あを)き処あり》
《割書:端(たん)は黒(くろ)く一 端(たん)は黄(き)|なり四国(しこく)九州(きうしう)海中(かいちう)に産(さん)するは》 厴(ふたの )
《割書:状(かたち)まるくして角(つの)なし然(しか)れ|ども功用(かうよう)はおなし用(もち)ゆべし》 【拳螺の厴の裏図】
背(うら)
《割書:色は茶褐(ちやいろ)なり|》
【〖 〗は隅付き四角囲み線】