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【右頁】
八処灸穴(はつしよきうけつ)《割書:此 灸穴(きうけつ)の法(ほふ)は千金方(せんきんはう)といへる書(しよ)に載(のせ)たるにて一 家(か)|の法(ほふ)なり殊更(ことさら)伏兎(ふくと)の穴(けつ)抔(など)は常(つね)の法(ほふ)とは違(たがへ)り其外》
《割書:の穴法(けつほう)も皆々(みな〳〵)少々の違(たが)ひあれば必 脚気(かつけ)にのみ此 法(ほふ)を用ゆ|べし風市(ふじ)の一 穴(けつ)何れの病(やまひ)にも此 法(ほふ)にて取(とり)てよし》
〖風市(ふじ)〗《割書:此(この)穴(けつ)を取(とる)には病人(びやうにん)を起(たゝ)せ身(み)を平(たいら)にして両臂(りやうのて)を|垂(たれ)手(て)の十(とうの)指(ゆび)を舒(のべ)両(りやう)の髀(もゝ)に掩(おほい)着(つけ)て手の中指(なかゆひ)の|》
《割書:頭(とまり)に当(あたり)髀(もゝ)の大筋(おほすじ)の上(うへ)に点(てんす)是 穴(けつ)なり|》
【図の説明】
《割書:風市(ふじ)の穴是也|》
【横から見た人の図】
《割書:此 肩(かた)を平にして穴処を取るべし|若 肩(かた)たかければ穴所も髙くなりひくければ|穴処もひくゝなる故正穴をのがたし》
【左頁】
〖伏兎(ふくと)〗《割書:此 穴(けつ)を取(とる)には先(まづ)其 人(ひと)の趺(あしのかう)を|累(かさね)て端坐(たゞしくざ)せしめ病人(びやうにん)の一手(かたて)》
《割書:の指(ゆび)四 本(ほん)を伸(のべ)節(ふし)をそろへて膝(ひざ)の上(うへ)に|置(おき)小指(ゆび)の側(わき)を曲(かゞめ)たる膝頭(ひざかしら)とひとしくし》
《割書:上(うへ)の人指(ひとさしゆび)の側(わき)の中央(まんなか)に点(てん)す是(これ)穴(けつ)なり|》
【図の説明】
《割書:膝頭(ひざがしら)と小指(こゆび)の側(わき)|と斉(ひと)くすとは如此(かくのごとき)|を言なり》
《割書:伏兎(ふくと)の穴(けつ)|此処に点(てん)す》
【座った人の図】
《割書:是(これ)は一家の伏兎(ふくと)にて|脚気(かつけ)にのみ用ゆべし| 》 《割書:趺(あしのかう)を累(かさね)てとは|如此するを言|なり》
【〖 〗は隅付き四角囲み線】