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【右頁】
て腹(はらの)中(うち)刺(さす)がことく痛(いたみ)或は遂(つい)に厥逆(てあしひえ)あがり死(し)せん
とするものあり
〖療法(りやうほふ)〗木香(もくかう)《割書:薬店に|あり》末(こ)となし熱酒(あつきさけ)にて調(まぜ)服(ふく)す○
又方 赤小豆(あづき)煮汁(にしる)多く服す○又方 香附子(かうぶし)《割書:薬店に|あり》
末(こ)となし白湯(さゆ)にて服(ふく)す或は縮砂(しゆくしや)の末(こ)甘艸(かんざう)《割書:二品|共に》
《割書:薬店に|あり》の末(こ)少し加(くは)へ服す○又方 紫蘇(しそ)の葉(は)水
にて煎(せん)じ服(ふく)す急(きふ)なる時は熱湯(あつきゆ)にて擺(ふり)出(いだ)し
用ゆ木香末(もくかうのこ)少許を入て良(よし)○又方 熊膽(くまのゐ)少許(すこしばかり)温(ゆ)
【左頁】
水にてとき灌(そゝぎ)のましむべし《割書:熊膽(ゆうたん)偽物(にせもの)多きもの|なり白盞(しらやきのちやわん)中に浄水(きれいなるみづ)》
《割書:を汲(くみ)熊膽(くまのゐ)胡麻(ごま)の大(おほきさ)ほどを入るゝに飛旋(とびめくる)こと迅疾(はやき)|もの真(しん)なり遅(をそ)きものは偽(にせ)なり又 堅炭(かたずみ)にて火(ひ)を》
《割書:能(よく)をこし其上ゑ罌粟粒(けしつぶ)許(ばかり)を載(のせ)て見(み)るべし火(ひ)の|上(うへ)にて湧上(わきあが)り漸(ぜん)〳〵に炭(すみ)の内(うち)へ滲込(しみこみ)て跡(あと)なく硫(い)》
《割書:黄(おう)の香(か)をりする物 真(まこと)なり湧揚(わきあかり)泡(ふくれ)たるまゝにて|灰(はい)となり唯(たゞ)焦臭(こげくさ)きは偽物(にせもの)なり又 少(すこし)許(ばかり)を舌(した)の上(うへ)》
《割書:へ置(おく)に苦(にが)き味(あしはひ)舌(した)の心(しん)へ透(とを)るもの真(まこと)なり苦味(にがみ)薄(うす)|きは偽物(にせもの)なり大抵(たいてい)是 等(ら)にて弁(わきまへ)【辨】知(しる)るべし》
○又方 半夏(はんけ)一 味(み)煎(せん)じ服(ふく)さしめてよし乾嘔(からゑたき)ある
に最(なかんづく)よし○衝逆(つきあげ)むちうに成しは火盆(ひばち)に醋(す)を
灌(そゝき)入(いれ)て其 気(き)を嗅(かゞ)しむへし○又方辰砂《割書:薬店に|あり》
【〖 〗は隅付き四角囲み線】