翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 94

ページ: 94

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【右頁】 二三 分(ふん)水(みつ)にて用べし或は熊膽(くまのゐ)のとき汁(しる)にて用 ゆるも最(もつとも)よしとす 〖疝気(せんき)衝逆(つきあぐる)〗素(もと)より陰嚢(いんのう)腫(はれ)痛(いたむ)事有か又 腰(こし)少腹(したはら)な ど拘急(ひきはる)もの此(この)證(せう)あり又左もなくして忽然(たちまち)起(をこ)る 者あり其 證(せう)少腹(したはら)より胸膈(むなさき)まで衝上(つきあげ)引疼(ひきいたみ)て前(まへ) の積気(しやくき)と同(おなし)證(せう)を見(あらは)すなり 〖療法(りやうほふ)〗韭(にら)を擣(つき)て汁(しる)を取(とり)て飲(のむ)○又方 檳榔子(びんろうじ)《割書:薬店に|あり》 末(こ)を温(あたゝか)なる酒(さけ)にて服(ふく)す○又方 唐木瓜(からもくくは)《割書:薬店に|あり》の 【左頁】 末(こ)酒(さけ)にて服(ふく)す○又方 呉茱萸(ごしゆゆ)《割書:薬店に|あり》の末(こ)を温酒(かんざけ) にて服(ふく)す○又方 小蘹香(せうかいきやう)杏仁(きやうにん)《割書:二味薬店|にあり》末(こ)にし 葱白(ねきのしろね)【左ルビ:ねぶかのしろね】少々 入(いれ)温酒(かんざけ)にて服(ふく)す○又方 甘草(かんさうの)末(こ)白湯(さゆ)に て服(ふく)す○又方 衝逆(つきあげ)強(つよ)く痰(たん)嗌(のんど)に塞(ふさかる)は香附子(かうぶし)の末(こ) 《割書:薬店に|あり》浮石(かるいし)《割書:海(うみ)より出る者用ゆべし山より出る|は焼石(やけいし)なり薬に入べからず薬店に》 《割書:あり甞(なめ)て見るに塩(しほ)|けある者(もの)を用ゆ》の末(こ)等分(とうぶん)にして白湯(さゆ)に生(せう) 薑(が)の絞(しぼり)り汁(しる)を拌(かきまぜ)て服(ふく)す○又方 衝心(つきあげ)さし込ある に杉(すぎ)の木(き)の節(ふし)を煎(せん)じ用(もち)ゆ小木(せうぼく)はよろしから 【〖 〗は隅付き四角囲み線】