翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 95

ページ: 95

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【右頁】 ず一尺まはり程(ほど)より以上のものよし若(もし)節(ふし)なく ば根(ね)に近(ちか)き所の木(き)の中心(しん)の赤(あかき)き所を用べし 〖冷気(れいき)入嚢(ゐんのうにいり)〗て痛(いたみ)強(つよ)く陰嚢(ゐんのう)縮(ちゝみ)入(いり)て腹(はら)急(ひきはり)痛(いたみ)絶(たえ)入(いらん)と するあり甚しきは死に至るなり 〖療法(りやうほふ)〗山椒(さんせう)を木綿(もめん)の袋(ふくろ)に入て陰嚢(ゐんのふ)を包(つゝむ)むべし ○又方 葱(ねぎ)の白根(しろね)を剉(きさみ)て炒(い)り熱(あつ)き所を木綿(もめん)切(ぎれ)に 包(つゝみ)み陰嚢(ゐんのふ)を蒸(む)すべし乳香(にうかう)《割書:薬店に|あり》の末(こ)加(くは)る最(もつとも) よし又 茴香(ういきやう)《割書:薬店に|あり》を炒(いり)て用るもよし○又 【左頁】 方 白(しろき)花(はなの)山茶(つばきの)実(み)《割書:和に椿の字用|ゆるものなり》或(あるひ)は生(なま)にて嚼(かみ)食(くら)ひ 又は干(かは)きたるは煎(せん)じ服(ふくし)てよし○又方 地膚子(ほうきゞのみ) 《割書:草箒(くさぼうき)にするもの|の実なり》炒(いり)て末(こ)となし酒(さけ)にて服(ふく)すべし 《割書:此 外(ほか)服薬(ふくやく)方は前(まへ)の疝気(せんき)衝逆(せうきやく)|の方(ほう)と同し参(ましへ)考(かんが)へ用ゆべし》 【〖 〗は隅付き四角囲み線】