翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 96

ページ: 96

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【右頁】 【文字なし】 【左頁】    癲癇(てんかん)卒倒(そつたう)《割書:てんかんの病(やまひ)にて|俄(にはか)にたおれたる也》 〖病状(びやうぜう)〗今 迄(まで)無事(ぶし)なるに似(に)て忽(たちまち)わつと声(こゑ)を発(はつ)して 仆者(たをるゝもの)多(おほ)し又 声(こゑ)なくして倒(たを)るゝ者(もの)あり何(いづ)れも瞪(めを) 目(すへ)直視(みつめ)或(あるひ)は上竄(めだまかみづり)て白(しろき)沫(あは)を吐(はき)手足(てあし)搐搦(びくつき)目(めぶた)瞤動(びくつき)或 は偏引(かた〳〵へひきつり)揺頭(かしらうごき)振身(みふるへ)咬牙(きばをかむ)或は息(いき)絶(たえ)脈(みやく)も絶(たえ)たるがご とく口(くち)開(ひらき)身(み)輭(やはらか)にして死人(しにん)の如(ことく)なる者(もの)あり然れ どもながきは一 時(とき)又は半時(はんとき)短(みじかき)は暫時(しはらく)にして旧(もと) のごとし醒(さむ)れば夢(ゆめ)のことし是(これ)癲癇(てんかん)の證候(せふこう)なり 【〖 〗は隅付き四角囲み線】