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血厥(けつけつ)《割書:又(また)鬱冒(うつほう)といふ|》
〖病状(ひやうぜう)〗人 平居(へいきよ)疾(やまひ)なし忽(たちまち)死人(しにん)のごとくにて動揺(はたら)か
ず黙々(だまりて)人(ひと)をしらず婦人(ふじん)に尤(もつとも)此(この)證(せう)多し
〖療法(りやうほふ)〗半夏(はんげ)の末(こ)或は皂莢(そうけふ)《割書:薬店にあり猪牙(ちよげ)皂莢(そうけう)と|いふを用ゆべし常 皂(さいかち)の》
《割書:莢(さや)乾(ほし)たるもよし図(づ)|説(せつ)中風(ちうふう)の條(せう)に出 ̄ス》の末(こ)を鼻(はな)に吹込(ふきこみ)嚏(くさめ)を取(とり)醋(す)を
火盆(ひばち)に傾(かたむ)け入れて烟(けむり)を鼻(はなの)中(うち)に冲(つき)入(いら)しめてよし
○梅(むめ)の実(み)の熟(じゆく)したる肉(にく)を口中(こうちう)へすり入るべし
梅実(むめのみ)のなき時(とき)は塩梅(むめぼし)の肉(にく)にてもよし○辰砂(しんしや)
【〖 〗は隅付き四角囲み線】