翻刻!料理本の世界

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醤油集説 - 翻刻

醤油集説 - ページ 4

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【右丁】 林節用又寛永二十年刻料理物語等に載たるは 製の精粗を知らずといへとも已に盛に行れしなり 然れとも漸次其醸法の精しくなれる者にして 元禄壬甲【申ヵ】の本朝食鑑猶其製タマリ(ⅡⅡⅡⅡⅡⅡ)と云物に て榨法未た用られず只正徳年間の三才図会 に至りて其法大に調れり然れとも延宝二年 の古今料理集に拠れはタマリ(ⅡⅡⅡⅡⅡⅡ)醤油並ひ用ゐ る上に醤油を以て味及光彩を増事をいへは 【左丁】 則其頃より別用して益精妙に至れる者 なり其精造の名を得たる下総野田にて も飯田氏の者宝暦の初め創て造りし より《割書:宝暦三年飯田市郎兵衞の|醸成せし高四百四十八石に》  《割書:過さりしを明治五年の造醸|は一街にて三万四千八百五十石な》 《割書:りといふ|》今の如く盛なるに至れるなり   種類 古来より漸次其製精しくなれりといへとも 精粗名を異にして並ひ行われしなり《割書:東京にては|其名のみ存》 【「元禄壬甲」は「元禄壬申」の誤記ヵ。「本朝食鑑」の自序に「元禄壬申」と有り】