翻刻
【右丁】
《割書:して其物多く|絶へたり》書上及他国の語中混淆し易し故
に左に臚列す
○/たまり(ⅡⅡⅡⅡⅡⅡ) 二種あり一は造法を異にして
豆油《割書:本草|綱目》に充たる者一は収取の名にして実は
醤油に異ならさる者なり和漢三才図会/豆油(タマリ)【タマリの右ⅡⅡⅡⅡⅡⅡ】
造法とあるは本草網目の法を《割書:三升を三斗|に誤る耳》直に挙
たるにて証としがたし日用料理抄に載たるは
大豆《割書:一|斗》《割書:蒸|》大麦《割書:一斗精㫪|洗浄して蒸》右を麹とする時小麦
【左丁】
《割書:炒り|末とし》三升を入撹せ窨に入花を生してより
乾し水《割書:二斗|三升》塩《割書:六升|二合》を和し粗煎し冷たるを
一つに和し一月の間は一日に四五返撹せ其
後は二返三返にて妨けず六十日許経て豆熟
して柔なるを候ひ【うかがひ】赤みそ三升糀四升入
十五日廿日程にて成といふ者是なり又享
和板庖丁梯に載る法は醤油の法に同し
くして竹にて籠を製しモロミ(ⅡⅡⅡⅡⅡⅡ)の中へ入