翻刻
○昆布(こふ)鮓(すし)
一こんにやく湯煮(ゆに)して随分(ずいぶん)うすく
平作(ひらつくり)にし上(うへ)に菓子(くはし)昆布(こんぶ)のうへ□
ひたと並(なら)へ木(き)のめまたは芽紫蘇(めしそ)
のるいばらりと蒔(ま)き小口(こくち)よりおい〳〵
巻(まき)程(ほど)よく重押(おもし )をおく尤(もつとも)こんふの
肌(はた)へ酢(す)をぬるがよしさて取出(とりいだ)し
こんぶともに切(きる)べしきりかた好(このみ)次第(しだい)
また巻(まき)たるまゝにて小口(こぐち)より切(きる)も
よし
○小鳥もとき
一 湯煮(ゆに)し乱(らん)にちぎり香油(ごまのあふら)にて揚(あげ)
もつとも色(いろ)のづくほどよろし