翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

料理秘事記 - 翻刻

料理秘事記 - ページ 10

ページ: 10

翻刻

【右丁】 一摺り身仕候は竹輪程にしてまな板の上にのせ五拾■の らうそく形に板へはし六本を六所へまんへに付けて こよりにして湯煮をする切形は小口切にすへし    骨釜鉾 一五六寸の小鯛を卸尾頭をおと 此身を直に摺り 身にして骨をとふ火にし能焼さまし置右の摺り身を 表のかた斗へ鯛のかたちに付て焼もよし切形する 右の身斗りにては足らぬ物也ぶんに足り身を摺へし    鱚板釜鉾 一鱚をひらき骨をきり塩かけんをして日にほし こげぬやうに焼摺り身を付て又焼申なり    つみ入 【左丁】 一摺り身を庖丁の先の丸き処にてすくひ鉢に水を入置 其中へまな箸にて撫落す余慶取時は鉢の水へ塩 少し入る右あれ候を魚は鯛ひらめ鱧はだ白きて以よし    小川鯛 一三枚に卸庖丁にて撫て崩しまな板にて鯛をおす やうにおし筋骨等を去り夫より釜鉾板へ釜鉾なりに付 上紙懸随よりあつき湯を樋杓にて掛候へは白く成其時水を かけ能くさまし小口より切へし    かき鯛 一三枚に卸能切る薄刃にて撫て盃刃に付様にしてま な板にて少しタゝき付け頭を直しまな板の縁へ 立る三つ程一つに重附る甚六ケ敷物なり