翻刻
【右丁】
梅焼
一摺り身を茶にて青く色を付梅程に丸め壱つつゝ串にさし
火通り候とき玉子の白身を付焼けり夫より梅の葉をさし出す
味噌かま鉾
一魚を三枚におろし薄身を取一夜味噌に漬置翌日取出し
へらにて味噌を撫落し仕立様かま鉾に同し味噌漬かま鉾
これ也
鷹の羽崩し
一仕立右に同し板に摺り身四五分程付さがらめをならへ又摺り
身を付て又さからめを付る釜鉾形にして蒸なり切形は
小口より少しなさへてたかべし
杢目崩し
一摺り身をすらは茶にて色を付半分は白で置て扨真那
板の上へ向きを厚さ弐分程にして四角にのべ其上へ青きを
右の如くのべ如此摺り身ありたけ幾度もして角〳〵を
【左丁】
包丁にて折返しやはり四角なる如此三四度もしてむし
切形は小口より切是を比考たる事なれは人たゝしらす
半餅
一魚を摺身にして玉子を入ひともよし長芋をわさび
卸にておろし右の摺り身めかた三ツ壱分程入能摺り
ませかけんを見かへし余慶に入候一はあれ玉子入れは直よし
にて しんちよ
一半餅より少し和らかに仕立へし青しんちよは茶にて色付候てよし
なかししんちよ
一右のしんちよへ少し水を入れ和らかに仕立湯に塩少し入て
煮る杓子にてすくひもりかたをする
雪輪崩し