翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

料理秘事記 - 翻刻

料理秘事記 - ページ 15

ページ: 15

翻刻

【右丁】 よく摺り交せ夫よりわん形の茶椀に入蒸籠にて蒸茶椀 底へ成たる方を上へして料理にもひき  成物なり     蜷川とふふ 一とふふ壱挺よく水気を取り右の通押しつぶし大き成る 鎌倉ゑひ五六盃程身斗りを押崩し摺り鉢に入能摺り その中へとふふ少しつゝ入摺り交せ蒸成共酒煮なりとも                   よき様にすへし     伊勢とふふ 一とふふに魚の摺り身を入仕立樣は蜷川とふふ同断也     衣かけとうふ 一とふふを竹編のやうに切串にさし焼てよく さまし魚の摺り身ヲ上へ付また火取なり 【左丁】     ちりめんとうふ 一とふふ壱挺よく水気を取り摺り鉢にて能摺り玉子 七つ程白身斗りうとんの粉を盃に壱杯ほと入よく摺り 交ぜまな板に乗せ厚さ弐歩程にのし庖丁のむねにて取 油にて揚る縮緬のやうになり緬出来るなり     細皮とうふ 一とふふ壱挺能く水気をとりまな板の上にて押つぶし 摺り鉢にて能摺葛五勺余も入摺交せ美濃紙へのべてくゝり 湯煮して取出し水に入れ能ひやしこよりをほとき 元の如く紙をひろげ細く切へし夫より湯とうふの 仕立よし