翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

料理秘事記 - 翻刻

料理秘事記 - ページ 19

ページ: 19

翻刻

【右丁】 摺り木にて抑また庖丁にて抑細にして生麩引込湯煮する也     丸山麩 一生麩を玉子程にちぎり油にてあける丸くふくれ たる時生が醤油等かけて出してよし     きんかんふ 一午房のせんきくらけせんおのみ等包にて油で揚る     ほんせいち麩 一古酒を煮返し生麩を入ひた物煮右のふとけたる 時布に包又火に入れ湯煮すれはかたまり麩になる 然るにを料理に遣ふはきれして風味すくれて よし酢味噌等によし種によし     いりこ麩 一昆布を黒く細に粉にして生麩に引込丸竹を 二つ割にしていくつもきり寒をして穴を明け右の ふを竹の中へ入竹を合こよりにてくゝり湯煮を して穴よりふの出たる時取出し如何様とも切形して 煮物等におもしろし     仙台ふ 一とふふ能水気を取摺り鉢にて摺り生麩も等分に 引交せ湯煮をして遣ふ     玉子の類 玉子湯煮の仕様 一鍋に水を沢山に入れ茶を敷玉子を入木杓子にて ませなから湯煮仕れば黄身かたよらす甚よき也