翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

料理秘事記 - 翻刻

料理秘事記 - ページ 24

ページ: 24

翻刻

【右丁】 よく摺り壱升の梅にかき交せ置て扨口の布をならへ 蓋にして其上へまた紙蓋して風引ぬ樣にすへし     梅干 一梅の色少し付たるを壱斗に塩三升入交せ桶へ入れ 水ひた〳〵に入一夜置昼は日にて夜は右塩水の 中へ入幾度も梅の和らかにしわのよるまて扨能 干あかりたるを竹の皮に包置かよし     梅か香 一鰹節あらく削りて水にて洗ひ酒壱杯手水壱ばい 梅干塩其侭付なから常のなら拾弐三大梅なら 七つ八つ右の色合せ一あわせんじ塩能程入汁をした め置 せんし詰幾度も汁をたし煎じ詰る也 【左丁】     また梅か香 一鰹節こまかに削摺り鉢にて摺り荒きさらしにてふるい 壱升古酒壱升醤油壱升六合水五合汁三色合て 右の合せたる汁を皆に成まて煮詰但し煮内に 梅干の肉を摺りて少し梅の皮を去り割て少し右二色は 心次第に如何様も入る扨よくいりかわかし能くさまし 壷へ押付て入置て山升等粉にして入てよし     甘露むめ 一小き梅干其侭しそを塩湯に漬和らかにして右の 梅干へ砂糖を付しそに包み酢桶に入水気を押して取 夫より壷に一通りならへ白砂糖を振り一通り〳〵に砂糖を