翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

料理秘事記 - 翻刻

料理秘事記 - ページ 25

ページ: 25

翻刻

【右丁】 ふりよく押付て風引度様に口絶をして置三四十日目に 明て見てかわりたらは又砂糖を入る如此たへす砂糖 入れ仕何拾年もある也年久敷なれは風味なをよし     また甘露梅 一梅の青きを取水に石はいを入右の梅を一夜漬 置翌日水気をよく取り壷に入れ砂糖を入水出たらは 水を捨又砂糖を入梅よくかわきたる時しそに包み つほに入置《見せ消ち:なり|》是ははきあり風味大によし     ねりむめ 一青梅わさびおろしににておろし鍋に入火にかけ 水気を取よき時白砂糖の蜜を入とろ〳〵と煮詰 よくさましつほに入置也 【左丁】     味噌の類 一大豆壱斗味噌の如く能煮て外に春大豆 壱斗煮て挽割て右の大豆へ交せ七日ねかし置 七日目に白糀弐斗を交せ水八升三合に塩三升入 さむ〳〵とわかし能さまし水のふにてこし 此塩水にて右三色をねり交せ桶壷のるいに入置也     浜名納豆 一大豆壱斗を味噌の如く能煮て釜にて一夜其侭 置翌日むしろ四枚に開け饂飩の粉六升ふるい掛け 能交せ日に干かげんはこわめし程に干莚弐枚に ぬかての葉を上にうすく置ねかしかげんは醤油の 如く能ねかせて脇へ取置はら〳〵ともみくだき