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料理秘事記 - 翻刻

料理秘事記 - ページ 27

ページ: 27

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【右丁】     柚から味噌 一よく色付たる柚を四つ割にして中実を取白き爪を さり鍋に入酒を沢山に入れ三わき四わき煮たてにかしを 抑き細にして少し入夫より酒をひた〳〵に入弱き火にかけ そろ〳〵と煮れはつまれる其時に味噌成とも醤油 成とも能程入またねり詰能さまし壷に入置也 然とも是はにせなり根元は柑_レ柚にて仕立るなり    千鳥味噌 一白味噌百目卸し葛壱合右白味噌まな板の上にて のりおすやうに摺りつぶし葛を入能ませ丸く平めに拵へ 上下へけしを付紙の上へ乗せ又上より紙をあて丸き竹にて そはをのすやうにあつさそはたねにしてほいろにかけ 少しかわかし夫より心次第に切形をして又ほいろにかけ 【左丁】 かわかして遣ふ    鯛味噌    一白味噌摺り水にてこしやうよりは薄くのべ水のふにて こし鯛の摺り身を摺り鉢へ入右のみそ汁にて摺りのべ 鍋に入よわき火にてそろ〳〵と煮ねまつたる時は火を はなし能さまし置山椒生かの類入てよし    鳥味噌  仕立樣鯛味噌に同し    鯛こくせう 一摺り身を味噌汁にて摺りのべこくせうの様に仕立る   鳥こくせう 一右に同し    酒の類 ふどう酒 一ふとう一粒つゝ押つぶし汁を能しほりため鍋に入 炭火にて一あわわかしよくさましひへたる時消酎にても