翻刻
【右丁】
二三日もねかし置て用る
玉子ねり酒
一古酒壱升に玉子拾五の白身を入交せ水のふにて
こし鍋に入よわき炭火にかけへらにてかき廻し
なから煮詰る白砂糖八拾目入てよし
煎酒
一古酒壱升鰹節細く削り水にてさつと洗ひ
三合右弐色を合炭火にてわかし酒七合程成迄
とろ〳〵とわかす夫より焼塩を入かけんをし梅干
五つ程入また酢を少し入てもよし鰹節こして取べし
精進煎酒
一古酒壱升水壱升こんふ弐枚細に割かん酒を
【左丁】
こんふのかさに半分梅干弐粒程右五色を交せ炭
火にてそろ〳〵とわかし元酒壱升のかさにせんじ
詰塩かけんをすへしさめて塩かけんはあし候
同甲煎酒
一古酒四合醤油壱合酢参合右三色合せ炭火にて
下あわにやし其侭おろし箸にてかき廻し人
はたにさめたる時又火にかけにやし如此三度煮
やし候へは煎酒になるなり
鳥の類 塩仕様
一鳫鴨の類としりを切て捨弐分を割黒き血を取
塩沢山に押込羽の上より遠き間無き様なわにて
くゝり詰桶に塩入其上へ鳥を置又塩をぬり