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料理秘事記 - 翻刻

料理秘事記 - ページ 30

ページ: 30

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【右丁】 風ひかぬ樣によく蓋をして置也     当座塩仕様 一鳫鴨のるいおろし身にしてすし桶に入塩を入れ 右の鳥を入又塩をふり蓋をしてかるきおもしを 置又さかおしをしてよし右の通りおもしを置は 元の塩の通にてもよし     干鳥 一鳫鴨のるい寒の内にあたらしき鳥をわたぬき 高き処へつリ寒干にして置夏になり遣ふ誠に 生鳥の如く甚たよし     鳥鱠 一鳫鴨にてもを弐つ三つに切片き油皮を去り 成程細く作りて煖酒にて一辺あらい酒を捨鮓は 【左丁】 鳥のとしからに入せんじ少しさまして右の鳥に かけあへるわさひ若鰹を入肴少し交せてよし     鳥生皮煮 一鳫鴨にても油皮付なからおろし身の厚所は 片きて細作り身にして鍋に出し醤油酒酢 少し入にやし能くたきたる時被をはなし右の 鳥を入る汁はした〳〵のかけんになる程につもり 右の鳥を入る夫よりはたき不申わさひ沢山に入かき 交せ鳥細作りたるゆへよきかけんにたけは和かに成へし    鳫鴨いり鳥 一鳫鴨大平に作り古酒醤油等分に合右の鳥をひ たし置其汁を鍋に入火にかけねはり出るまて せんし夫より鳥を入煮る申椀に盛り割山椒柚等よし