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料理秘事記 - 翻刻

料理秘事記 - ページ 40

ページ: 40

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【右丁】 洗ひ水気をたらしうと一ならへ塩一ならへ 置だん〳〵と漬おもしをかけ置    南蛮漬 一酢一盃古酒弐盃塩壱盃右の三色を合せ炭火にて 一あわせんし能さまし鮎其外川魚小鰯生か 木くらけ其外色々漬るなり    秘事の類 味噌汁塩ぬき様 一何魚にても魚のからく又は味噌の塩からき時を 水にてのべ候得は薄くなりせんかたなき時こわき 飯を布の袋へ七ふんめ程入右の汁の中へ入随分 下をたき候得は塩のからしたちまち取れ聞きたり 【左丁】 いそき候時は袋小さくして何つも汁へ入候得ははやし 但し黒こめのめしなれは尚よし    鮑和らか分に仕様 一そは粉にくるみて一時程置ば話らかに成る也    精進物塩出し 一何にても塩漬のもの塩出し候時水の中へ少ししふを 交せ置はかたへの塩こく出る也若しふなき時は 柹の葉にても入置てよし塩出る事妙也    塩魚の塩取様 一何魚にても紙に包日あたらぬ所の土中埋一日一夜 うめ置は能かげんの喰塩に成る尤も魚の大小に           より心得あるへし