翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

料理秘事記 - 翻刻

料理秘事記 - ページ 41

ページ: 41

翻刻

【右丁】    椎茸の漬様 一干椎茸料理に遣ひ候時前かたより茶の煮汁 茶粕ともに暫く漬置はしゐ茸ふくれ蓑の 赤みぬけて白くなる生椎茸に同し風味なり    数の子わたき様 一数の子一粒つゝにせんとおもふ時如何様にしてもはら〳〵に みどけかぬる物也其時数の子大根の絞り汁に七日程 漬け置わたき候得は心安く一粒つゝはら〳〵になる也    おろし午房 一皮を去り鉢に水を入其中へ酢少し加へて右の 午房をおろし入れは白くなる也    あたゝめとろゝ 【左丁】 一あたゝめれはとろゝ切る物也其時くりを少し卸入は切る事なし    山の芋煮様 一山の芋を布にてまき皮を去り酒塩に暫く漬置き 夫より如何様久しくにしめてみくする事なし    煎海鼠墨煮様 一水の中へ白砂糖少し入て煮候へは黒く成てよし    瓜漬様 一青瓜白瓜木瓜何瓜にても内の実を能去り手引 湯をむらなき様にかけてさましぬか漬又は塩漬 成ともすべし三年五年過ても和かにならす    砂煮 一砂を水にてよく洗ひ日に干しふるいにてふるいて