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料理秘事記 - 翻刻

料理秘事記 - ページ 44

ページ: 44

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【右丁】 こはく餅 一水せう餅にくちなしを入れ黄に染たるを云ふ     葛まんちう 一おろさぬ葛一杯砂糖蜜一杯半右三色を交せ 鍋に入強き炭火にて練り火通り候得は火をはなしさめ ぬやうに湯せんにしてあんを玉子のやうに先達て丸め 置右の練りたる葛を小杓子にてすくい左の手の平に 乗せ右の手にてたゝき付け薄くなり候節右のあんへ かぶせ下の方をゆひにてもみ合せ口のあかぬ樣にして ぬれたる布の上へならへ置へし     葛焼 一おろさぬ葛一杯白砂糖蜜一杯水壱杯半右三色を交せ 葛餅の如くにねり塗(ヌリ)盆に入鍋ふたにて抑きひしき其侭 【左丁】 さまし切形して串にさし火にてさつと焼あつき処を 坐鋪へ出す右何れも随分能葛を撰み仕立べし 水の割合等は葛のよしあしにて少々増減有べし     わらひ餅 一蕨の粉一杯白砂糖の蜜一杯水弐杯右三色交せ 鍋に入随分強き火に掛練る仕立樣葛餅に同し     ちやきん芋 一太長芋あと先を切捨中の能き所斗蒸籠にて むし皮を去り銅水のふにてこしあんを丸め入 布にて【三角形の図】如此の形に練り出なり     薯蕷かむ