翻刻
【右丁】
弐三度わき候時湯をこほしすて水を入右の通
弐三度すべしにかみのし也角白かんてん壱本
仕方右同断白砂糖百目水壱合蜜にして入
右の砂糖蜜にてかんてんを交せ柚をは摺り鉢にて
よく摺り又夫より鍋に入砂糖かんてんも一処に
して炭火にてねり詰め箱の蓋の様成る物に
入てさまし置也
柚餅
一柚の実を取皮斗り庖丁にて抑き細かにす尤
生なり白砂糖百目水壱合蜜にして入右抑き
たる柚を砂糖蜜に入弱き火にてませなから
心ながに二日程せんし詰め夫より箱に入さまし
【左丁】
一年程過て切形すへし速座には和らかにて切れす
如此に仕立つれは七八年も持つ事妙也
かせ板
一梨子十をわさひおろしにておろし鍋に入
炭火にて能煉り詰め白砂糖百五拾目水一杯蜜に
して白かんてん壱本仕立樣前段の通右煉り
詰めたる梨子の中へさとう煉り詰め夫より又かん
てんを入随分よく煉り詰め箱の蓋のやう成物へ
入一夜斗さまし置切形すべし
ゆかり
一柚六つおろしていくこ弐合白砂糖五拾目
餅の粉のりの様に少しにてこれをつなきにして右