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料理秘事記 - 翻刻

料理秘事記 - ページ 56

ページ: 56

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【右丁】 煉り葛は水にてときうとんの粉へ入ませる銅にて 拵へたる焼鍋を炭火に掛け油を引焼物紙にて ふき其上へさじにてすくい落し尻にて薄く 丸く広け焼也火かけん等宝燃大事也    有米糖 一砂糖に水ひた〳〵に入木綿にてこしちりを取火を ゆるくしてせんし候得はねはり出申をへらに付 水に入しこき見てさめてはおくれる物なれは 鉢に入水せんじてぬる〳〵さまし飯のことくちとかた まりたる時手にてながく引のばし飯をするやうに すれは色白くなるかたちは如何様にも心次第手つま にて何事も出来る白砂糖よりは氷さとうよし 【左丁】    金米とう 一砂糖せんし様右に同しりん鍋を手引程のあつきに 火かけんをして其中へ芥子を入右さとう蜜を 杓子にて少しすくいけしの上へ落し手にて交せ如此 すべし丸薬程になる其時蜜をいかにも少し つゝ落しこてにてそろ〳〵と交ぜせかへし かわきたれは又右の通に幾へんもすれは くりのいがのやうにはり出るなり    みどり 一うとんの粉いか程にも鉢に入水にて煉なり かけんはうとんよりは心持堅く煉る也尤塩は少しも 入無申夫よりそはゆの様に薄くのし日に干すこし