翻刻
【右丁】
一青は藍ろう壱匁うこん粉弐わませる
一紫は水にてあい紙を出し紅粉をときて交せ紙に付色を見る
一黄は有平糖幷餅米の類を染るは梔子を出し
物等はうとんの粉にてすへし
一赤は紅粉也又小豆のしふにて染る事もあり
一黒は昆布を黒焼にしていかにも細く粉にして
遣ひ申也又黒こま等にて染る事もあり
一菓子により挽子等肉桂赤菜蓬等にて染る
事もあり
一色白き菓子きらひ椿餅ねり山椒餅等の
余は黒砂糖にても出来申なり
【左丁】
小豆のしふの取様
一小豆を鉢に入水ひた〳〵に入火にかけわかし
候得は小豆しわ出来る又しわのひる処を取出し
小豆捨汁斗りを鍋に入せんし詰る水弐升
程もあるならは弐合程にせんじ詰がよし
夫より能さまし壷に入風ひかぬ様にして置
入用次第遣ひ申なり
菓子の類終
麩類 蕎麦切