翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

料理秘事記 - 翻刻

料理秘事記 - ページ 62

ページ: 62

翻刻

【右丁】    麦切 一大麦をよくつき粉にして念を入ふるい扨水 にてこね打申也ゆでかけんはめん〳〵好みの通りに まかすへし出た時はそは切の料理に同し    葛切 一葛を粉にしてふるい古代はあつき酒にてこね たる趣なれとも近年は切者になりて葛壱升 ならは内弐合程葛餅の様に煮て右の葛の 粉を煉り常の麦切を打ことく丸盃程に打のべ 切麦の如く細く切る打粉にも葛の粉を遣ふ 湯煮もにへ過不申様に其侭取り上水に入弐三度も 【左丁】 水をかへ冷してなりとも又あたゝめは酒をさして出す    紅粉切 一太唐米中白下白の間程に赤みを残し つきて塩水を打搗其後細にふるいにてふるふ 上に山芋上皮を去りわさひおろしにておろし よく摺り右の粉をうとんのかけんにこねそはの如く 打てゆてかけんもそは切同前料理よし    薯蕷めん 一授上白はたき粉にして緒節にてふるい 山の芋皮を去りよく摺り右の粉をうとんのかけんよりは